カズ危機感「このままではＪＦＬ降格」／Ｊ２

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Ｊ２第７節（８日、横浜ＦＣ１－２ＦＣ山形、ニッパツ三ツ沢球技場）横浜ＦＣは山形に１－２で逆転負け。先発出場した元日本代表ＦＷ三浦知良（４５）が前半１分に先制弾の起点になったが、今季チーム初白星はならなかった。開幕７戦未勝利にカズは、「ＪＦＬに落ちる」と危機感をあらわにした。唯一無敗（１分け）の湘南は２－０で町田を下し、勝ち点を１９に伸ばした。東京Ｖは２－０で徳島に快勝し、３連勝で勝ち点１６の２位。

　勝利が遠い。横浜ＦＣは先制しながら前半４３分、後半１３分と失点して逆転負けを食らい、ＦＷ三浦知が苦言を呈した。

　「同じ失敗を３度も４度も繰り返してはいけない。このままではＪＦＬに落ちる。危機感を持たないと…」

　３月４日の今季開幕・水戸戦も前半１０分に先制しながら１－２で敗戦。一瞬のスキをつかれて失点した。この日も崩されたわけではなく、同じ失敗の繰り返し。特に、カズが後半１１分に途中交代した２分後に勝ち越し点を奪われ、「集中力の問題だ」と嘆いた。

　最初にペースを握ったのは横浜ＦＣだった。開始２０秒弾をカズが演出。キックオフ直後に左サイドをドリブルで突破し、前線へパス。ＭＦ武岡の先制ヘッド弾を呼び込んだ。「後ろに下げるより前へと思って。いいゴールにつながった」。

　４５歳１カ月１３日のＪ最年長出場記録更新を祝う電光石火弾も、今季初勝利にはつながらず。次節１５日は首位を走る無敗の湘南戦だ。「全力でぶつかって、勝てば自信につながる」とカズは前を向いた。